水いぼについて
こんにちは。山田です。
今日は水いぼについて。
6月に入ると幼稚園や保育園では水遊びも開始になります。
その際問題になるのが水いぼ。
親御さんにおたずねするとほとんどの施設は「なおしてくださいね~」と
言われているようです。水いぼは専門用語では伝染性軟属腫といいます。
小さな外傷や毛穴から接触感染し、また掻くことにより周囲の皮膚へ拡がっていきます。
見た目ですが表面はツルツルとした数ミリのドーム状の盛り上がりで中央が凹んでいるのが特徴です。ミズイボの治療に関しては、専門家の間でも意見の別れるところです。ピンセットでミズイボをつまむと、中央の凹んだ部分から小さな白い塊が出てきます。これが「ミズイボとり」と呼ばれる最も確実な治療法です。冷凍凝固療法を行うこともあります。(こちらは治療後に色素沈着を残ることが多く当クリニックでは行なっていません)いずれも有効な治療法なのですが、痛みや精神的苦痛を強いる治療法であることが欠点です。基本的には自然消退、時間は少しかかっても内服や外用で経過観察する、という方針もあります。当クリニックでは親御さんと相談し、ご希望に応じた治療法を行います。
ピンセットでの除去をご希望の方は痛み緩和のため、小児でも安心して使用できる麻酔薬を使用します。痛みの程度ですがケロッとしている子から、やはり泣いてしまう子まで様々ですね。
水いぼでお困りの方、お気軽にご相談ください。