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塗り薬のタイプ

塗り薬(外用剤)は、基剤と主薬(薬として効果がある成分)で出来ていて、基剤と主薬を混ぜ合わせることで作られます💊

基剤は主薬を溶かし、皮膚に浸透させる働きがあります🤲

その基剤が軟膏、クリーム、ローションです🌿

それぞれの基剤には特徴があり、適した部位や病気、逆に避けた方がいい部位や病気があります👫

軟膏、クリーム、ローションではどう違うのでしょうか🤔

軟膏🔍
ワセリンなどの脂肪に主薬が入っています。
⭐️ほぼ全身、ほとんどの皮膚疾患に使用可能
⭐️傷やジュクジュクしたところにも塗れる
⭐️適さない部位や症状がほとんどない
⭐️皮膚の保護に優れ、刺激も少ない
⭐️べたつきがある
⭐️使用後テカリが残る
⭐️皮膚への吸収率がやや低い

クリーム🔎
水と脂肪を界面活性剤で混ぜたものに主薬が入っています。
⭐️軟膏に比べて伸びが良い
⭐️べたつかない
⭐️皮膚への浸透性・吸収率が高い
⭐️軟膏に比べ皮膚への刺激性があるため、傷やじゅくじゅくしたところには向かない
⭐️水虫や筋肉痛など皮膚の深いところに浸透させるのに適している
⭐️添加物が多いため、刺激がある場合がある(症状によっては使用不可)
⭐️基剤にによるかぶれなど副作用が起こりやすい

ローション🧴
水やアルコールに主薬が入っています。
⭐️即効性に優れるため痒み止めや痛み止めに適している
⭐️頭部などの塗りづらい部位に向いている
⭐️刺激があるため傷やジュクジュクしたところには向かない
⭐️サラサラとしていて塗りやすい
⭐️吸収率が高い
⭐️使用感が良い反面持続時間が短く物足りなく感じる場合もある

塗り薬が複数処方されている場合には、医師に説明された順番を守りましょう✨👩‍⚕️🧑‍⚕️✨