多汗症 HYPERHIDROSIS

このようなお悩みは
ご相談ください

このような症状・お悩みはありませんか?

  • ワキ汗で悩んでいる
  • 手のひらや足の裏に汗をかきやすい
  • 顔や頭の汗に困っている
  • ワキガかもしれない
  • 汗を気にしてしまう
  • 市販の制汗剤では改善されない

など

多汗症について

日本人の8人に1人が
多汗症で悩んでいると言われています

多汗症には、全身に汗が増加する全身性多汗症と、体の一部に汗が増える局所多汗症があります。
全身性多汗症には特に原因のない原発性多汗症と、内分泌代謝異常や神経疾患に合併する続発性局所多汗症があります。原発性局所多汗症は、手のひらや足の裏、ワキという限局した部位から両側に過剰な発汗を認める疾患です。
汗でお悩みの患者様は、自分でコントロールできない多汗症状により精神的・身体的・社会的に多大な影響を受けています。労働生産性(学生さんでは学業)も障害され、不安障害やうつ傾向をきたす場合もあります。

多汗症セルフチェック

多汗症かどうかセルフチェックを
してみましょう

あなたは何個当てはまりますか?

  • 手汗や脇汗が多く常に湿っている
  • 気温に関わらず汗をたくさんかくことが多い
  • 緊張やストレスで多量の汗が出ることがある
  • 手汗で紙が湿るなど日常生活で不便を感じることがある
  • 汗をかきやすく、一日に何度も着替えることがある
  • 脇汗が服に染みて気になることが多い
  • 汗のことが心配で仕事や勉強に集中できない
  • 寝ている間は汗をかかない
  • 家族に多汗症やワキガの人がいる

症状のレベル

多汗症は症状に合わせて、次のようなレベルに分けられます

レベル1 汗で肌がしっとりとしており、肌がツヤツヤしている状態
レベル2 流れ落ちるほどの量ではないが、皮膚の上で汗の水滴ができる
レベル3 皮膚の上で汗の水滴ができて、流れ落ちる

治療方法

塩化アルミニウム外用

塩化アルミニウム外用は、汗を出す管に作用し、この管を塞ぐことにより汗の量を減らす治療です。
全身どこにでも使用が可能ですが、刺激性があるため、傷があるところなどへの使用は控え、また痒み、赤み、ヒリヒリが出現するようでしたら使用を中止します。
当院では、汗の部位や重症度にあわせて各種の外用薬を準備しています。

イオントフォレーシス

汗の多い手のひらや足の裏を、水道水の入った容器の中に浸し、6~10mAの直流電流を流す方法です(1回20分)。電気分解により生じた水素イオンが汗腺に作用し、発汗を抑えることが可能です。
治療効果を維持するためには、初めは週2~3回(5、6回)の治療が効果的です。その後も、1週間に1~2回の治療をおすすめします。

エクロックゲル外用

エクロックゲルは、原発性腋窩多汗症治療薬です(保険適応)。
アセチルコリン(汗を出させる伝達物質)をブロックし、汗を抑えます。
※12歳以上の原発性腋窩多汗症の方に適応です。

ラピフォートワイプ

原発性腋窩多汗症に対する1回使い切りのワイプ製剤です。
アセチルコリンは、汗腺から発汗を促す物質で、本剤は多汗症の原因となるエクリン汗腺のムスカリン受容体と結合することでアセチルコリンの結合を阻害し、発汗を抑制します。

アポハイドローション

日本初の原発性手掌多汗症治療剤です。汗腺の受容体に対しての抗コリン作用により発汗を抑制します。1日1回、就寝前に適量を両手掌全体に塗布することで効果を発揮します。

内服(プロバンサイン)

プロバンサインは保険適応の内服薬で、アセチルコリンという物質の動きを抑制して、発汗を抑制します。即効性が特徴のお薬なので汗をかきたくない状況の少し前に内服するのが有効です(喉の渇きや眠気などの副作用が出る場合があります)。
その他、体質に応じて漢方薬をご提案することもあります。

ボトックス注射

ボトックスとは、ボツリヌス毒素(ボツリヌス菌が産生する毒素)から抽出した成分を用いる治療です。毒性は除去されているので、安全に使用できます。皮下にこのボトックスを注射して、交感神経から汗腺への「汗を出しなさい」という刺激の伝達をブロックすることによって発汗を抑えます。顔(額)、わきなどに用いられます。よく効く治療法ですが、ボトックスの効果持続期間は最大で6ヶ月くらいと一時的なので、継続的な治療が必要です。保険が効く場合と自費診療の場合があります。

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よくあるご質問

Q

ボトックス注射はどの部位に対応していますか?

わきの多汗症だけでなく、手のひらや足の裏の多汗症治療にも対応しています。ボトックス注射は汗を分泌するための神経をブロックする作用がありますので、気になる部位に注射することで分泌を抑えることができます。

Q

人気の治療方法は何ですか?

当院では外用薬から内服薬、ボトックス注射など様々な治療方法に対応しています。患者様の症状やご要望、ライフスタイルをヒアリングしたうえで適切な治療法をご案内させていただきます。まずはお気軽にご相談ください。