こんにちは、山田です。今回は、帯状疱疹(ヘルペスウイルス)が私たちの健康にどのように影響するか、特に脳や心臓、そして認知症との関係についてお話しします。
帯状疱疹とは?
帯状疱疹は、水ぼうそうの原因ウイルスが体内で再活性化して起こる病気です。主に50歳以上の方に多く発症し、痛みを伴う発疹や水ぶくれが特徴です。免疫力の低下や加齢が発症の引き金になります。
脳や心臓へのリスク
最近の研究で、帯状疱疹を発症した方は脳卒中や脳梗塞、心筋梗塞といった脳血管障害や心血管障害のリスクが高くなることがわかっています。帯状疱疹による炎症が血管にダメージを与え、血流が妨げられるためです。特に、顔や頭部に帯状疱疹が出た場合には脳への影響が大きくなると言われています。
また、帯状疱疹が引き起こす炎症は認知症のリスクを高める可能性もあります。脳に慢性的なダメージが加わることで、認知機能が低下することが指摘されています。
帯状疱疹ワクチンで予防を
これらのリスクを避けるためにも、帯状疱疹の予防が重要です。現在、浜松市在住の50歳以上の方を対象にした任意予防接種費用の一部助成(1回3500円)があります。
帯状疱疹ワクチンを接種することで、帯状疱疹の発症だけでなく、帯状疱疹後の神経痛、そして脳や心臓への影響も軽減することができます。
院長の私自身も、もちろんワクチン接種済みです。皆さんもぜひ、帯状疱疹ワクチンの接種を検討してみてください。強く推奨いたします。気になる方はお気軽にお問い合わせください。