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シングリックスで守られるのは、皮膚だけじゃない

こんにちは、山田です。
『帯状疱疹が心配です』というご相談をよく受けます。
つらい痛みや皮膚の症状は本当に苦しいものですよね。

予防ワクチンシングリックスは帯状疱疹予防が主な役割ですが、
最新の医学研究では、それ以上に驚くべき効果があることがわかってきました

脳を守る~認知症リスクが低下します

帯状疱疹のウイルスは、皮膚だけではなく、脳の中でも炎症を起こしています
この炎症が、アルツハイマー病につながる可能性があります。

医学会で権威のあるBMJ誌に発表された大規模な研究では、シングリックスを接種した方は、
していない方と比べてアルツハイマー病の発症リスクが約20~29%低下することが報告されました。

心臓も守る

帯状疱疹ウイルスは、血管の中でも炎症を起こして、血栓ができやすくするのですが、
ワクチンで予防することで
心筋梗塞や脳卒中などの心血管イベントリスクが16~26%も低下することが分かりました。

特に高血圧や糖尿病をお持ちの方にとっては、本当に心強い予防手段になると思います。

このような方にお勧めしています

  • 50歳以上の全ての方
  • ご両親の認知症を見守ってきたご経験がある方
  • 高血圧、糖尿病などの持病がある方
  • 心筋梗塞や脳卒中が心配な方

接種は2~3ヶ月の間隔で2回。約10年間の効果が期待できます。

接種後の様子について

接種後に、注射部位の痛みや腫れ、疲れやすさ、軽い熱などが出ることがあります。
でも心配しないでください。
ほとんどの方が2~3日で自然に改善します。
2回目の方が副反応が強く出ることがありますが、一時的なものです。

皮膚科医として、長年患者さんの苦しむ姿を見てきました。
『予防できる病気は、できるだけ予防してほしい』。その思いでお勧めしています。

帯状疱疹のご心配から始まるこの選択が、最終的に脳と心臓の健康にもつながる。
そのような『一石三鳥』のワクチンについて、ご関心おありの方お気軽にご相談くださいね。