単純ヘルペスについて
単純ヘルペスとは
唇や目、陰部にぴりぴりとした違和感が生じたあと、軽い痛みを伴う水ぶくれが出来る病気です。
単純ヘルペスウイルスが原因で、疲れたとき強い紫外線にあたったとき、発熱時など免疫が低下しているときに症状が出ます。
症状の出る頻度は数年に一度という方から年に数回出るという方まで様々です。
症状がでている時には、接触により他人に感染するので注意が必要です。
また、ウイルスが付着したタオルやコップを介して感染することもあります。
単純ヘルペスの治療方法
抗ウイルス剤の飲み薬や塗り薬を使用します。できるだけ早期に使いはじめることで症状を軽減し、治療期間を短縮することが出来るので、くちびるや陰部にぴりぴりとした違和感、水疱が出てきたら早めに受診してください。
症状が出てから受診する従来の治療では、仕事や休診日などでタイミングよく通院できない方もいるため、お薬を事前にすぐに内服するという治療法PIT(Patient Initiated Therapy)もあります。
PIT療法
PIT(Patient Initiated Therapy)では、あらかじめ、お薬をもらっておいて、
チクチク・ピリピリという違和感が出てきた段階で、患者さん自身の判断ですぐに服用します。
⽔ぶくれなどの症状を軽減したり、症状が出ずにすむ場合もあるので、治るまでの期間を短くすることができます。